【参政党】住宅大手の悲鳴を「流通の目詰まり」の一言で片付ける政府の呆れた実態【吉川りな】【衆議院国土交通委員会】
リアクション
2026年04月15日
参政党・吉川里奈議員が中東情勢の緊迫化を受け、ホルムズ海峡における日本関係船舶の安全確保、原油の代替調達、ナフサ不足による住宅資材への波及など、エネルギー安全保障と国民生活への影響について政府を質しました。
楽観的とも映る政府答弁と、すでに逼迫する現場の声との乖離を浮き彫りにし、危機管理の在り方を鋭く問いかけた質疑です。
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■ ホルムズ海峡の現状と日本関係船舶の乗組員の安全確保
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冒頭、吉川議員はアメリカとイランによる2週間の停戦合意が4月12日に事実上決裂したことを取り上げ、緊迫状態の長期化が懸念されるなか、ペルシャ湾内に留め置かれている日本関係船舶の状況を確認しました。
国土交通大臣の答弁によれば、ペルシャ湾内の日本関係船舶は42隻、乗組員数は1000人以上、うち日本人は20人。日本船主協会や運航会社を通じ、健康状態や家族への連絡など、きめ細かな対応を行っているとの説明がなされました。
水・食料などの必要物資についても現地で補給がなされ、現時点で特段の問題は生じていないとのことです。
(※ホルムズ海峡とは、ペルシャ湾とオマーン湾を結ぶ海峡で、世界の原油輸送の要衝。日本の原油輸入の大部分がここを通過します)
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■ 邦人保護の責任所在 自衛隊の活動範囲に制約
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吉川議員はさらに、防衛省の情報収集活動が令和元年から継続されているものの、ペルシャ湾内には入れないという制約があり、現時点で活動範囲を拡大する予定はないことを指摘しました。
万一、日本関係船舶が武力攻撃を受けた場合、自衛隊が現場へ向かうには内閣総理大臣の指示が必要となります。防衛省・外務省・国交省それぞれが役割を担っているものの、人命救助の最終的な責任の所在が曖昧ではないかと問題提起しました。
アメリカは自国民保護を前提に軍を含めた制度が整備されている一方、日本では制度的制約が大きく、実効的な対応に課題が多いと強調。「何かが起きてからではなく、起きる前に手立てを」と訴えました。
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■ 原油の代替調達 サウジ・UAE・米国との交渉状況
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エネルギー安定供給について、経済産業省は原油の代替調達としてホルムズ海峡を通らないルートからの調達に最大限注力していると答弁。米国、中南米、中央アジア、カナダ、シンガポールなどを対象に、首相・大臣級のハイレベル協議を実施しているとしました。
(※IEAとは国際エネルギー機関のこと。加盟国の石油備蓄や緊急時融通を協議する国際機関で、日本も加盟)
見通しとしては、4月に前年比2割以上、5月には過半の代替調達に目処がつき、特に米国からは5月に前年比約4倍まで拡大する見込みとされました。
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■ ナフサ不足 TOTO・LIXILなど住宅設備大手にも影響
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吉川議員は、TOTOやLIXILなど住宅設備の大手事業者から、原油・ナフサをはじめとする石油化学基礎原料の供給環境悪化を受けた受注調整・制限の可能性に関する通達が出されている現状を提示しました。
(※ナフサとは、原油から精製される石油化学製品の基礎原料。エチレンやプロピレンを経て、日用品・医療備品・建材など幅広い製品の原材料となります)
ユニットバスの接着剤や人工大理石浴槽のコーティング剤など、生活に直結する製品の調達に支障が生じていると具体例を挙げ、本年3月上旬以降すでに大手石油化学各社がナフサ減産を発表していたことを指摘しました。
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■ 「流通の目詰まり」か「供給不足」か 政府認識と現場の乖離
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経産省は「輸入ナフサと国内精製ナフサで約2か月、川中製品の在庫を含めて合計約4か月分が確保されている」とし、供給不足ではなく流通の目詰まりに過ぎないとの認識を示しています。
しかし吉川議員は、日本は原油の約9割を中東に依存しており、国内精製ナフサも結局は石油由来であるため、海外依存の構造から逃れられないと反論。
(※川下事業者とは、原料調達・製造・加工・販売の流れの中で、最終製品に近い位置にある事業者を指します)
さらに、契約未了分の具体的な数量が公表されないことに疑問を呈し、4月・5月の実際の輸入量を国民に対して適宜公表すべきだと求めました。経産省は貿易統計等で翌月末に公表する方針を示しています。
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■ 住宅市場・工務店への波及 セーフティネット貸付の活用
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最後に吉川議員は住宅全般への影響について質問。アメリカでは住宅ローン金利の上昇による住宅市場への波及が顕在化しており、日本でも住宅資材の高騰や物流コストの上昇から、戸建て価格のみならず賃貸住宅にも影響が及ぶ可能性を指摘しました。
国交省住宅局は、相談窓口を設置して住宅資材の供給状況に関する情報収集を進めるとともに、事業継続が懸念される工務店向けに、中小企業庁等によるセーフティネット貸付を講じる方針を示しました。
(※セーフティネット貸付とは、経営環境の変化により一時的に業況が悪化した中小企業への融資制度。日本政策金融公庫などが実施しています)
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■ ショックドクトリンへの懸念 与野党を超えた国民会議を
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吉川議員は質疑の締めくくりで、政府の楽観的見通しと現場の逼迫の乖離を改めて指摘。「これまで通りで大丈夫」という状況が長く続くと国民生活が混乱に陥るとして、与野党を超えた国民会議の必要性を訴えました。
(※ショックドクトリンとは、災害や危機など社会的混乱に乗じて、平時には通りにくい政策が一気に推し進められる手法を指す概念)
危機管理の名のもと、多数決の力で重大な法案や政策が一気に進められる事態への懸念を示し、現場の声を踏まえた対応を強く要請して質問を終えました。
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中東情勢が日本人の命と暮らしに直結する論点を網羅した、必見の質疑です。
ぜひ最後までご視聴いただき、チャンネル登録・高評価で応援をお願いいたします。
■出典、引用元
https://www.youtube.com/watch?v=-u8fA9cpnKw
楽観的とも映る政府答弁と、すでに逼迫する現場の声との乖離を浮き彫りにし、危機管理の在り方を鋭く問いかけた質疑です。
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■ ホルムズ海峡の現状と日本関係船舶の乗組員の安全確保
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冒頭、吉川議員はアメリカとイランによる2週間の停戦合意が4月12日に事実上決裂したことを取り上げ、緊迫状態の長期化が懸念されるなか、ペルシャ湾内に留め置かれている日本関係船舶の状況を確認しました。
国土交通大臣の答弁によれば、ペルシャ湾内の日本関係船舶は42隻、乗組員数は1000人以上、うち日本人は20人。日本船主協会や運航会社を通じ、健康状態や家族への連絡など、きめ細かな対応を行っているとの説明がなされました。
水・食料などの必要物資についても現地で補給がなされ、現時点で特段の問題は生じていないとのことです。
(※ホルムズ海峡とは、ペルシャ湾とオマーン湾を結ぶ海峡で、世界の原油輸送の要衝。日本の原油輸入の大部分がここを通過します)
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■ 邦人保護の責任所在 自衛隊の活動範囲に制約
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吉川議員はさらに、防衛省の情報収集活動が令和元年から継続されているものの、ペルシャ湾内には入れないという制約があり、現時点で活動範囲を拡大する予定はないことを指摘しました。
万一、日本関係船舶が武力攻撃を受けた場合、自衛隊が現場へ向かうには内閣総理大臣の指示が必要となります。防衛省・外務省・国交省それぞれが役割を担っているものの、人命救助の最終的な責任の所在が曖昧ではないかと問題提起しました。
アメリカは自国民保護を前提に軍を含めた制度が整備されている一方、日本では制度的制約が大きく、実効的な対応に課題が多いと強調。「何かが起きてからではなく、起きる前に手立てを」と訴えました。
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■ 原油の代替調達 サウジ・UAE・米国との交渉状況
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エネルギー安定供給について、経済産業省は原油の代替調達としてホルムズ海峡を通らないルートからの調達に最大限注力していると答弁。米国、中南米、中央アジア、カナダ、シンガポールなどを対象に、首相・大臣級のハイレベル協議を実施しているとしました。
(※IEAとは国際エネルギー機関のこと。加盟国の石油備蓄や緊急時融通を協議する国際機関で、日本も加盟)
見通しとしては、4月に前年比2割以上、5月には過半の代替調達に目処がつき、特に米国からは5月に前年比約4倍まで拡大する見込みとされました。
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■ ナフサ不足 TOTO・LIXILなど住宅設備大手にも影響
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吉川議員は、TOTOやLIXILなど住宅設備の大手事業者から、原油・ナフサをはじめとする石油化学基礎原料の供給環境悪化を受けた受注調整・制限の可能性に関する通達が出されている現状を提示しました。
(※ナフサとは、原油から精製される石油化学製品の基礎原料。エチレンやプロピレンを経て、日用品・医療備品・建材など幅広い製品の原材料となります)
ユニットバスの接着剤や人工大理石浴槽のコーティング剤など、生活に直結する製品の調達に支障が生じていると具体例を挙げ、本年3月上旬以降すでに大手石油化学各社がナフサ減産を発表していたことを指摘しました。
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■ 「流通の目詰まり」か「供給不足」か 政府認識と現場の乖離
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経産省は「輸入ナフサと国内精製ナフサで約2か月、川中製品の在庫を含めて合計約4か月分が確保されている」とし、供給不足ではなく流通の目詰まりに過ぎないとの認識を示しています。
しかし吉川議員は、日本は原油の約9割を中東に依存しており、国内精製ナフサも結局は石油由来であるため、海外依存の構造から逃れられないと反論。
(※川下事業者とは、原料調達・製造・加工・販売の流れの中で、最終製品に近い位置にある事業者を指します)
さらに、契約未了分の具体的な数量が公表されないことに疑問を呈し、4月・5月の実際の輸入量を国民に対して適宜公表すべきだと求めました。経産省は貿易統計等で翌月末に公表する方針を示しています。
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■ 住宅市場・工務店への波及 セーフティネット貸付の活用
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最後に吉川議員は住宅全般への影響について質問。アメリカでは住宅ローン金利の上昇による住宅市場への波及が顕在化しており、日本でも住宅資材の高騰や物流コストの上昇から、戸建て価格のみならず賃貸住宅にも影響が及ぶ可能性を指摘しました。
国交省住宅局は、相談窓口を設置して住宅資材の供給状況に関する情報収集を進めるとともに、事業継続が懸念される工務店向けに、中小企業庁等によるセーフティネット貸付を講じる方針を示しました。
(※セーフティネット貸付とは、経営環境の変化により一時的に業況が悪化した中小企業への融資制度。日本政策金融公庫などが実施しています)
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■ ショックドクトリンへの懸念 与野党を超えた国民会議を
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吉川議員は質疑の締めくくりで、政府の楽観的見通しと現場の逼迫の乖離を改めて指摘。「これまで通りで大丈夫」という状況が長く続くと国民生活が混乱に陥るとして、与野党を超えた国民会議の必要性を訴えました。
(※ショックドクトリンとは、災害や危機など社会的混乱に乗じて、平時には通りにくい政策が一気に推し進められる手法を指す概念)
危機管理の名のもと、多数決の力で重大な法案や政策が一気に進められる事態への懸念を示し、現場の声を踏まえた対応を強く要請して質問を終えました。
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中東情勢が日本人の命と暮らしに直結する論点を網羅した、必見の質疑です。
ぜひ最後までご視聴いただき、チャンネル登録・高評価で応援をお願いいたします。
■出典、引用元
https://www.youtube.com/watch?v=-u8fA9cpnKw