【解説】自民と維新が急接近「連立」「閣外協力」協力の形は “玉木首相”可能性消えた?次の戦略は
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2025年10月16日
17日も連立協議が行われるというなか、なぜ、高市首相に向けて一気に動き出したのでしょうか。日本テレビ・政治部官邸キャップの平本典昭記者に3つのギモンを聞きます。
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https://news.ntv.co.jp/category/politics/7e8a88897df44d30b31274d03b904be4
■維新が自民に「急接近」のワケ
15日、大きく動きました。維新が自民に急接近したことで高市氏が首相の椅子に一気に近づいたと言えます。急接近の裏側には3つのキッカケがあったとみています。
1つ目は、公明党が連立から離脱したことです。以前は自民党・公明党チームに維新が加わることに対して、公明党が強く反発していました。
維新の地元、大阪で公明党と選挙で激しく争っていた敵同士だったからです。その公明が連立から抜けたことで、急接近に向けた障害がなくなったと言えます。維新幹部も「公明党が抜けたことが大きい」と話しています。
2つ目は、国民民主党と自民の距離が開いたことです。元々、自民党は国民民主との連立交渉を先行して進めていました。高市総裁と玉木代表が秘密裏に会談をしたり、麻生副総裁が国民民主の榛葉幹事長と連日協議をしたりしていました。
しかし、公明が連立を離脱したことを受け玉木代表が「連立の前提が崩れた」と自民党と距離を置きました。そのすきを縫うようにかわって近づいたのが維新と言えます。
3つ目は、維新の「苦しい状況」です。例えば、世論調査では、政党支持率は野党の中で国民民主、参政党、立憲民主党、公明、れいわ新選組に次ぐ、共産と並ぶ6位の2%です。
夏の参院選でも7議席を獲得したものの、伸び悩む結果になりました。ある維新幹部は「いまの低い党勢で進むより、自民党を動かして政策実現するのが現実的」と指摘しています。
■協力の形は「連立」か「閣外」か
連携の形は2つあります。
1つ目は「完全協力型」と言える連立政権を組む形です。自民党と公明党はこの形でした。2つ目は「部分協力型」の閣外協力です。
ただ、両方とも一長一短です。
まず、連立のメリットの1つは、閣僚ポストを得られることです。政府に入ることになり、維新の発言力、政策実行力は増します。
逆に、デメリットは自民と「一心同体」となり、行動を制限されることです。自民党と考えが違ったとしても、基本的に行動を共にすることが求められます。
具体的には、予算案や法案などで賛成を求められます。維新の幹部は「責任が重い。ダメなら一緒に沈んでしまう」とリスクを話しています。
閣外協力のメリットは、連立より自民党と違う行動をする自由があることです。政策で一致できるところを中心に協力していく形です。
デメリットは、閣僚ポストが得られず政策を実行する力は落ちることです。まさに維新は、17日も続ける自民党との政策協議の進捗状況を見極めて判断していくことになるとみています。
■消えた? 玉木首相の可能性は
玉木首相誕生の可能性は現状、低くなったとみています。
立憲民主と国民民主の協議は停滞したままです。また、仮にこの2党がまとまったとしても維新の協力がなければ、玉木首相の実現は難しいと言えます。
ある国民民主党の幹部は「維新の連立入りで全ては決まりだ」と諦めモードです。また「国民民主党の次の戦いの場は衆院選だ」と玉木氏の首相指名については半ば諦めモードも漂っています。
ただ、国民民主は自民と維新が組んでも、政権運営はそう簡単にはいかないとみています。ある国民民主の幹部は「自民党の今回の連立協議は究極の数合わせ」だと強く批判しています。
国民民主には、立憲などから厳しい目線が向けられています。ある立憲幹部は「玉木代表が決断しないうちに先に決断した維新にもっていかれた」と指摘しています。
玉木代表は政策が一致しない「数合わせ」を否定し続けてきました。「数合わせ」とは距離を置く決断をしたなかで、自らが有権者と約束した「年収の壁の引き上げに伴う所得減税」などの政策をどう実現していくのか戦略が問われることになります。
(2025年10月16日放送「news every.」より)
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■維新が自民に「急接近」のワケ
15日、大きく動きました。維新が自民に急接近したことで高市氏が首相の椅子に一気に近づいたと言えます。急接近の裏側には3つのキッカケがあったとみています。
1つ目は、公明党が連立から離脱したことです。以前は自民党・公明党チームに維新が加わることに対して、公明党が強く反発していました。
維新の地元、大阪で公明党と選挙で激しく争っていた敵同士だったからです。その公明が連立から抜けたことで、急接近に向けた障害がなくなったと言えます。維新幹部も「公明党が抜けたことが大きい」と話しています。
2つ目は、国民民主党と自民の距離が開いたことです。元々、自民党は国民民主との連立交渉を先行して進めていました。高市総裁と玉木代表が秘密裏に会談をしたり、麻生副総裁が国民民主の榛葉幹事長と連日協議をしたりしていました。
しかし、公明が連立を離脱したことを受け玉木代表が「連立の前提が崩れた」と自民党と距離を置きました。そのすきを縫うようにかわって近づいたのが維新と言えます。
3つ目は、維新の「苦しい状況」です。例えば、世論調査では、政党支持率は野党の中で国民民主、参政党、立憲民主党、公明、れいわ新選組に次ぐ、共産と並ぶ6位の2%です。
夏の参院選でも7議席を獲得したものの、伸び悩む結果になりました。ある維新幹部は「いまの低い党勢で進むより、自民党を動かして政策実現するのが現実的」と指摘しています。
■協力の形は「連立」か「閣外」か
連携の形は2つあります。
1つ目は「完全協力型」と言える連立政権を組む形です。自民党と公明党はこの形でした。2つ目は「部分協力型」の閣外協力です。
ただ、両方とも一長一短です。
まず、連立のメリットの1つは、閣僚ポストを得られることです。政府に入ることになり、維新の発言力、政策実行力は増します。
逆に、デメリットは自民と「一心同体」となり、行動を制限されることです。自民党と考えが違ったとしても、基本的に行動を共にすることが求められます。
具体的には、予算案や法案などで賛成を求められます。維新の幹部は「責任が重い。ダメなら一緒に沈んでしまう」とリスクを話しています。
閣外協力のメリットは、連立より自民党と違う行動をする自由があることです。政策で一致できるところを中心に協力していく形です。
デメリットは、閣僚ポストが得られず政策を実行する力は落ちることです。まさに維新は、17日も続ける自民党との政策協議の進捗状況を見極めて判断していくことになるとみています。
■消えた? 玉木首相の可能性は
玉木首相誕生の可能性は現状、低くなったとみています。
立憲民主と国民民主の協議は停滞したままです。また、仮にこの2党がまとまったとしても維新の協力がなければ、玉木首相の実現は難しいと言えます。
ある国民民主党の幹部は「維新の連立入りで全ては決まりだ」と諦めモードです。また「国民民主党の次の戦いの場は衆院選だ」と玉木氏の首相指名については半ば諦めモードも漂っています。
ただ、国民民主は自民と維新が組んでも、政権運営はそう簡単にはいかないとみています。ある国民民主の幹部は「自民党の今回の連立協議は究極の数合わせ」だと強く批判しています。
国民民主には、立憲などから厳しい目線が向けられています。ある立憲幹部は「玉木代表が決断しないうちに先に決断した維新にもっていかれた」と指摘しています。
玉木代表は政策が一致しない「数合わせ」を否定し続けてきました。「数合わせ」とは距離を置く決断をしたなかで、自らが有権者と約束した「年収の壁の引き上げに伴う所得減税」などの政策をどう実現していくのか戦略が問われることになります。
(2025年10月16日放送「news every.」より)
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