【解説】首相の続投戦略に裏目も 盆休みにどうなる“石破おろし”

日テレNEWS
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2025年08月08日
自民党は8日午後2時半から両院議員総会を開き、2時間ほどで終了しました。日本テレビ政治部官邸キャップの平本典昭記者が「“退陣論”噴出? 最新情報」「首相の続投戦略“裏目”も」「盆休み どうなる“石破おろし”」の3つのポイントで解説します。

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■“退陣論”噴出? 最新情報

これまでの取材を統合すると、複数の議員が総裁選を行うかどうかを総裁選管理委員会に判断を仰ぐことを決めた、といいます。

多くの議員が「総裁選を行う流れが強まった」という見方を示しています。ある自民党ベテラン議員は「8日の会で総裁選を行う方向になった」と、別の議員も「総裁選はやる流れになった」というふうに話しています。

会では、通常は野党が出す「内閣不信任案」を自民党から出すべきだという強硬意見も出たそうです。

――今回の総会では「総裁選をやる」という流れが決まったということに大きな意味があったのでしょうか?

先月28日の懇談会は意見を言うだけの場で、8日の両院議員総会は議決する場ということが違います。8日に決まったのは、総裁選を行うかどうかを総裁選管理委員会に委ねるということです。

多くの議員が「一歩前進」とみています。ただ、その決定がどうなるのかはまだ分からない面も多いですが、多くの議員の見方としては、これで総裁選をやる流れが強まったというものです。

■首相の続投戦略“裏目”も

党内の退陣論、いわゆる「石破おろし」の動きがおさまらないなか、石破首相自身は続投に強い意欲を示しています。ただ、今週打ち出した戦略が次々、裏目に出ています。

1つ目は「関税」対応です。石破政権の戦略はスピード感を重視して「合意文書を作らない」というものでしたが、合意とは違う形で関税が上乗せされ裏目に出ました。

2つ目は「コメ」対応です。石破首相は今週、事実上の「生産調整」を見直し「増産」にカジを切る姿勢を改めて打ち出しました。ただ、自民党の農林族を中心に「コメの作りすぎで価格が暴落するリスクがある」「納得いかない」といった不満が出ています。

3つ目は「野党対応」です。石破首相は少数与党国会の打開策として今週、立憲民主党の野田代表に接近する姿勢を見せました。政治とカネの問題をめぐり、企業団体献金の扱いでこれまでの態度を変え、立憲側に理解を示しました。この石破首相の態度に党内から「聞いていない。延命のための勝手な動きだ」と反発が出ています。

こうして石破首相が続投のために打った手の多くが裏目に出て、党内の反発が広がった1週間だったという印象です。

■盆休み どうなる“石破おろし”

多くの国会議員は、お盆は地元に戻ります。来週は「石破おろし」の動きは小休止するとみています。翌週は20日から22日までアフリカ開発会議が開かれることもあり、ポイントは25日の週とみています。自民党はこの週に参議院選挙の総括をまとめます。

その後に、石破首相を一番近くで支える森山幹事長が辞任を示唆しています。次の最大の山場はこのタイミングとみています。

――ここで石破首相が辞意を表明する可能性も?

石破首相は続投の意欲を示す一方、周辺に「いつまでも地位にしがみつくことは考えてない」ともずっと言っています。

もう1つ大きな動きは、総裁選管理委員会が総裁選をどう扱っていくのかです。石破首相が続投の意欲を示す一方で、取り巻く環境は日々、厳しくなっています。
(2025年8月8日放送「news every.」より)

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