【立花孝志】勾留10か月、公判が始まらない理由に県警失策説【ゆっくり解説】
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2026年09月05日
起訴から10か月が経っても、初公判の期日が決まりません。
「兵庫県警が失策を打ったから長引いているのではないか」という説がSNSで浮上しています。この動画では、その説が条文と統計に照らして成り立つのかを検証します。
結論から言うと、**当たるのは半分だけ**でした。立証が重い類型であることは条文で確認できます。しかし、身柄を拘束し続けているのは県警ではありません。
【確認できる事実】
・2025年11月9日 逮捕。容疑は、亡くなった竹内英明・元兵庫県議に対する名誉毀損
・同年11月28日 起訴(神戸地検)。起訴当日の保釈請求は却下、準抗告も棄却
・2026年7月にも保釈請求が却下、準抗告も7月21日付で棄却と報道
・2026年8月時点でも初公判の期日は未定(当初は5月頃との見方も報じられていた)
【なぜ長引くのか — 条文で確認できること】
死者に対する名誉毀損は刑法230条2項が扱い、**虚偽の事実の摘示であることが要件**です。さらに本人が虚偽だと認識していたことの立証も必要になります。つまり「真実だと信じていた」と主張され続けると、検察は内心の立証をやり切らねばなりません。判例も乏しく、神戸新聞は公判前整理手続きの難航を報じています。
【ただし、身柄を決めているのは裁判所です】
・県警の権限は逮捕まで
・検察は勾留・保釈について請求や意見を述べる側
・**決定するのは裁判所**(刑事訴訟法60条が勾留の根拠、89条が権利保釈の除外事由)
【2024年 司法統計の数字】
・逮捕状の発付率:98.5%
・勾留請求の却下率:4%前後(=96%が認められている)
・起訴後に勾留されている割合:70.8%
※かつて却下率は0.4%でした。低いままではありますが、上がってきてもいます。
【反対側の言い分も】
刑事訴訟法89条には、罪証隠滅のおそれや関係者への働きかけの懸念があれば保釈を認めなくてよいと定められています。発信力の大きい被告人ほど重く見られやすく、その判断自体には筋が通ります。一方で「具体的にどの証拠なのかが公表されていない」という批判もあります。
【断定しない点】
兵庫県警本部長が2026年8月24日付で辞職しましたが、理由は公表されておらず、本件との関係は確認できません。同県警では懲戒処分が2025年に48人と過去10年で最多になるなど、別の要因も存在します。SNSで結び付ける声はありますが、根拠のある話ではありません。
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◆ 参考資料
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【一次資料・法令】
・刑法 第230条第2項(死者の名誉毀損=虚偽の事実の摘示が要件)/第230条の2(公共の利害に関する特例)
・刑事訴訟法 第60条(勾留の要件)/第89条(権利保釈と除外事由)/第90条(裁量保釈)/第429条(準抗告)
・e-Gov法令検索 https://elaws.e-gov.go.jp/
・裁判所「司法統計年報(刑事編)」2024年分 https://www.courts.go.jp/app/sihotokei_jp/search
・兵庫県選挙管理委員会(2024年11月 兵庫県知事選挙 投票率 55.65%/前回 41.10%)
【報道】
・2025年11月9日 逮捕、同月28日 起訴に関する各社報道
・神戸新聞(2026年5月/公判前整理手続きの難航、死者の名誉毀損に判例が乏しいとするもの)
・2026年7月の保釈請求却下および準抗告棄却に関する報道
・2026年8月 拘置所前での抗議行動に関する報道
・兵庫県警本部長の2026年8月24日付辞職、および同県警の懲戒処分に関する報道
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※本動画は係属中の刑事事件を扱っています。判決が確定するまでは推定無罪が大原則であり、本動画は特定の人物の有罪・無罪について結論を主張するものではありません。「県警失策説」は現時点で確認できない推測であり、本動画はその真偽を断定していません。捜査機関の判断内容は公表されていないため、確認できる条文・統計・報道の範囲でのみ整理しています。本動画の見解は制作者個人のものです。事実誤認や情報の更新があればコメントでご指摘ください。
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【画像出典】Wikimedia Commons
・Tachikawa Summary Court.jpg / Suikotei / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tachikawa_Summary_Court.jpg
・Takashi Tachibana 2021-10-30 (2).jpg / Noukei314 / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_2021-10-30_(2).jpg
・Takashi Tachibana 2021-10-30.jpg / Noukei314 / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_2021-10-30.jpg
・Takashi Tachibana 2024-12-08(2).png / 日本中学生新聞 / CC BY 3.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_2024-12-08(2).png
・Takashi Tachibana 2024-7-6 (3x4 cropped).jpg / Noukei314 / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_2024-7-6_(3x4_cropped).jpg
・Takashi Tachibana 2024-7-6.jpg / Noukei314 / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_2024-7-6.jpg
・Takashi Tachibana and Horie Takafumi (6).jpg / Noukei314 / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_and_Horie_Takafumi_%286%29.jpg
・Takashi Tachibana and Horie Takafumi (8)(cropped).jpg / Noukei314 / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_and_Horie_Takafumi_%288%29%28cropped%29.jpg
・裁判所法廷の様子.jpg / Saya10 / CC BY-SA 3.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E6%B3%95%E5%BB%B7%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%AD%90.jpg
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「兵庫県警が失策を打ったから長引いているのではないか」という説がSNSで浮上しています。この動画では、その説が条文と統計に照らして成り立つのかを検証します。
結論から言うと、**当たるのは半分だけ**でした。立証が重い類型であることは条文で確認できます。しかし、身柄を拘束し続けているのは県警ではありません。
【確認できる事実】
・2025年11月9日 逮捕。容疑は、亡くなった竹内英明・元兵庫県議に対する名誉毀損
・同年11月28日 起訴(神戸地検)。起訴当日の保釈請求は却下、準抗告も棄却
・2026年7月にも保釈請求が却下、準抗告も7月21日付で棄却と報道
・2026年8月時点でも初公判の期日は未定(当初は5月頃との見方も報じられていた)
【なぜ長引くのか — 条文で確認できること】
死者に対する名誉毀損は刑法230条2項が扱い、**虚偽の事実の摘示であることが要件**です。さらに本人が虚偽だと認識していたことの立証も必要になります。つまり「真実だと信じていた」と主張され続けると、検察は内心の立証をやり切らねばなりません。判例も乏しく、神戸新聞は公判前整理手続きの難航を報じています。
【ただし、身柄を決めているのは裁判所です】
・県警の権限は逮捕まで
・検察は勾留・保釈について請求や意見を述べる側
・**決定するのは裁判所**(刑事訴訟法60条が勾留の根拠、89条が権利保釈の除外事由)
【2024年 司法統計の数字】
・逮捕状の発付率:98.5%
・勾留請求の却下率:4%前後(=96%が認められている)
・起訴後に勾留されている割合:70.8%
※かつて却下率は0.4%でした。低いままではありますが、上がってきてもいます。
【反対側の言い分も】
刑事訴訟法89条には、罪証隠滅のおそれや関係者への働きかけの懸念があれば保釈を認めなくてよいと定められています。発信力の大きい被告人ほど重く見られやすく、その判断自体には筋が通ります。一方で「具体的にどの証拠なのかが公表されていない」という批判もあります。
【断定しない点】
兵庫県警本部長が2026年8月24日付で辞職しましたが、理由は公表されておらず、本件との関係は確認できません。同県警では懲戒処分が2025年に48人と過去10年で最多になるなど、別の要因も存在します。SNSで結び付ける声はありますが、根拠のある話ではありません。
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◆ 参考資料
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【一次資料・法令】
・刑法 第230条第2項(死者の名誉毀損=虚偽の事実の摘示が要件)/第230条の2(公共の利害に関する特例)
・刑事訴訟法 第60条(勾留の要件)/第89条(権利保釈と除外事由)/第90条(裁量保釈)/第429条(準抗告)
・e-Gov法令検索 https://elaws.e-gov.go.jp/
・裁判所「司法統計年報(刑事編)」2024年分 https://www.courts.go.jp/app/sihotokei_jp/search
・兵庫県選挙管理委員会(2024年11月 兵庫県知事選挙 投票率 55.65%/前回 41.10%)
【報道】
・2025年11月9日 逮捕、同月28日 起訴に関する各社報道
・神戸新聞(2026年5月/公判前整理手続きの難航、死者の名誉毀損に判例が乏しいとするもの)
・2026年7月の保釈請求却下および準抗告棄却に関する報道
・2026年8月 拘置所前での抗議行動に関する報道
・兵庫県警本部長の2026年8月24日付辞職、および同県警の懲戒処分に関する報道
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※本動画は係属中の刑事事件を扱っています。判決が確定するまでは推定無罪が大原則であり、本動画は特定の人物の有罪・無罪について結論を主張するものではありません。「県警失策説」は現時点で確認できない推測であり、本動画はその真偽を断定していません。捜査機関の判断内容は公表されていないため、確認できる条文・統計・報道の範囲でのみ整理しています。本動画の見解は制作者個人のものです。事実誤認や情報の更新があればコメントでご指摘ください。
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【画像出典】Wikimedia Commons
・Tachikawa Summary Court.jpg / Suikotei / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tachikawa_Summary_Court.jpg
・Takashi Tachibana 2021-10-30 (2).jpg / Noukei314 / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_2021-10-30_(2).jpg
・Takashi Tachibana 2021-10-30.jpg / Noukei314 / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_2021-10-30.jpg
・Takashi Tachibana 2024-12-08(2).png / 日本中学生新聞 / CC BY 3.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_2024-12-08(2).png
・Takashi Tachibana 2024-7-6 (3x4 cropped).jpg / Noukei314 / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_2024-7-6_(3x4_cropped).jpg
・Takashi Tachibana 2024-7-6.jpg / Noukei314 / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_2024-7-6.jpg
・Takashi Tachibana and Horie Takafumi (6).jpg / Noukei314 / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_and_Horie_Takafumi_%286%29.jpg
・Takashi Tachibana and Horie Takafumi (8)(cropped).jpg / Noukei314 / CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Takashi_Tachibana_and_Horie_Takafumi_%288%29%28cropped%29.jpg
・裁判所法廷の様子.jpg / Saya10 / CC BY-SA 3.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E6%B3%95%E5%BB%B7%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%AD%90.jpg
#ゆっくり解説 #政治 #政治解説 #立花孝志 #人質司法 #刑事訴訟法 #兵庫県警 #時事