補正予算3兆円は、なぜ「緊縮」なのか|財務省の資料で確かめたら、出さない理由が残らなかった

世界を読み解く視点
リアクション
2026年06月06日
【編集後記:理由は、残らなかった】

「国民がこれだけ困窮してるのに、財政収支がゼロをうかがうというのは、あってはならない」
参議院予算委員会公聴会で、エコノミスト・会田卓司氏(クレディ・アグリコル証券)が発したこの一言。

補正予算3兆円、プライマリーバランス黒字化——「出している」ように見える政府は、なぜ緊縮なのか。
参政党・さや参議院議員(塩入清香)の補正予算質疑と、会田氏の公述を軸に、政府が「お金を出さない」理由として語られてきたこと——借りたものは返すもの、残高の積み上がり、利払いの重さ——を、財務省自身の一次資料だけで、ひとつずつ確かめます。

確かめると、理由は残りませんでした。
債務償還費18.2兆円という、他国にない費目。受け取りを引いた本当の利払い。
冷徹な検証を、ぜひご視聴ください。

■目次
0:00 オープニング——この質疑は何を問うたのか
0:31 さや議員の診断——物価は上がるのに、経済は冷える
1:55 さや議員の訴え——より大胆な財政出動を
3:44 5つの質問の地図——今日は「財源」と「規模」
4:10 質問——30兆円の国債発行は、できないのか
6:13 高市総理の答弁——ノーカット
8:13 会田卓司氏の公聴会——「お金を使う力」とは
12:18 実質賃金・30年下落の正体
13:34 ネットの資金需要——マイナスの分だけ、家計は潤う
14:48 規模の質疑——3兆円で、位置は動くのか
17:03 政府はなぜ緊縮を続けるのか——財務省の資料で確かめる
20:39 処方箋は、すでに示されていた

■引用元
・参議院本会議(2026年6月3日)さや議員(参政党)代表質問・高市総理答弁
・参議院予算委員会公聴会(2026年3月)会田卓司公述人(クレディ・アグリコル証券チーフエコノミスト)×さや議員 質疑
※国会の公開映像を使用しています

■検証に使用した一次資料
・財務省「日本の財政関係資料」(令和8年4月)
https://www.mof.go.jp/policy/budget/fiscal_condition/related_data/202604_00.pdf
・財務省「諸外国の債務管理政策等について」(平成27年4月17日・国の債務管理の在り方に関する懇談会資料)
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/gov_debt_management/proceedings/material/d20150417-4-2.pdf
・財務省「債務管理リポート2025」
https://www.mof.go.jp/jgbs/publication/debt_management_report/2025/index.html
・自由民主党政務調査会「防衛関係費の財源検討に関する特命委員会」提言(令和5年6月8日)
・グラフ:経世論研究所(mtdata.jp)/財務省「財政総論」ほか

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